ホリエモンこと堀江貴文氏の「多動力」は僕らの背中を押してくれる。でも。

 

 

ホリエモンこと堀江貴文氏の有名な著書「多動力」を読んだ。

 

 

 

この本には堀江貴文氏がずっと伝えてきた、自分に素直に生きることが一番というメッセージが込められている。

意識が高い人の間では神のように崇めたてられている堀江氏だが念のため軽く紹介しておこう。

 

ホリエモンこと堀江貴文氏は東京大学文学部中退後ライブドアの社長を務め、証券取引法違反容疑で服役し刑務所に入った。

 

 

東大から刑務所へ (幻冬舎新書)

東大から刑務所へ (幻冬舎新書)

 

 

 

 

出所後は再び起業家やプロデューサーとして多岐にわたる活躍をしている。その一方 Twitter は度々炎上し、一般の人の質問に対し痛烈な批判を浴びせるなど、冷たく金儲けしか頭にない人間だという印象を持っている人も多いかもしれない。

  

  

 

しかし堀江貴文氏の著書を読めば全くもってそのような人間でないことがわかるだろう。堀江貴文氏はとにかくどこまでも合理的な人間だ。

面と向かってのコミュニケーションより、LINEを使ったやりとりの方が早いため、会社では隣に座る社員ともLINEでやり取りをする。普段何時間寝ていますか、などという質問に対しては、俺の本を読めばいくらでも書いてある、調べればわかることを聞くなと一蹴する。

 

これらは言われてみれば極めて合理的なことだ。堀江氏は電話は人の時間を奪うとしてして電話を使わない。 どんなに大物から電話が来ようとも絶対に出ない。このような極めて合理的な姿勢が 普通の人からすれば、隣に座る社員との話をしない冷酷な男、や一般人にも噛み付く攻撃的な人間だという印象を与えてしまうのだろう。

 

 

逆に言えばそうとしか捉えられない人はいつまでたっても堀江貴文氏のようなステージに立てないだろう。人の時間は有限だ。限られた時間の中で自分ができることを最大限しなくてはならない。誰もがそれを感じている。無駄なことに貴重な時間を費やしたくない。ただ理想と現実の間にはギャップがあり、 その間で苦しむのがその他大勢の人々だ。

 

ただホリエモンはそんな壁はさっさと蹴り飛ばせと喝を飛ばす。やりたくない仕事はやらなければいい。職場が気に食わないならさっさとやめればいい。起業したいなら今すぐすればいい。 とにかくやりたいことがあるなら今すぐやれ。周りの目なんか気にするな。というのが堀江貴文氏のモットーだ。 そして彼の発言は全てこれにつながる。冷酷かつ攻撃的に見える発言も、 突き詰めれば自分の時間を生きろという結論に行き着く。この多動力からは堀江氏のそんな僕らへのメッセージが込められている。

 

僕が多動力の中で一番心に残ったのが「 見切り発車は成功のもと」と語る場面だ。

 

 

 

2017年2月4日ホリエモン祭りという六本木の街を舞台にしたフェスが開催された。

VRやAR と言った最新テクノロジーを紹介したり、麻雀や人狼ゲーム、街コンといったイベントが六本木の至る所で開催され、メイン会場ではゲストが30分ごとにトークライブを開催した。フェスは大盛況。六本木の街は大いに盛り上がった。

 

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しかしこのホリエモン祭り、開催に向け本格的に動き出したのはわずか2ヶ月前のことだった。そう。このホリエモン祭りは完全な見切り発車で始まったプロジェクトだったのだ。

多くの人は何かを始める時、まだ準備が足りないだとか、時間がないとか言い訳をし、なかなか行動に移さない。そういうやつはいつまでたっても成功出来ない。というのが堀江氏のメッセージだ。

とにかくやりたいことは見切り発車でいいから始める。 始めるうちに色々分かってくる。失敗したっていい。とにかく一度やってみて、その経験をもとに成功に繋げればいいんだ。絶対に完璧なものを作ろうと5年間準備に費やした第1回のフェスより、見切り発車でも不完全でもいいからとりあえず始め、5年間の間でトライアンドエラーを繰り返したフェスの方がクオリティも高く、お客さんも集まるだろう。とにかく見切り発車でやってみろとホリエモンは僕らに語りかけている。

 

 

 

僕自身これについては似たような経験をした。そう皆さんが今読んでいるこのブログである。このブログを始めたのは今年の初め。 何か新しいことをしようと思い、はてなブログを開設した。幸いなことにその時点で Twitter のフォロワー数は6000以上あり、何か投稿すればある程度読んでくれる人いて、 リアクションもすぐに得られるだろうと思い行動に移した。無論、ウケなかったらすぐやめるつもりだった。

もちろんそれまで文章を書いた経験はない。好きなブロガーが何人かいる程度で、 どんな文章が受けるのかもわからない。それに今までは普通のネタアカウントとして活動していて、そいつが急にブログを書き始めるなんてことは前例がないことだったろう。

ただ僕には勝算があった。

根拠のない自信である。

僕は一度も文章を書いたことはないが、 自分がやれば、絶対に良いものを書くことができるという自信があった。書いたことは一度もないけど。

僕はこの根拠のない自信を元に、まだ一文字も書いてない時点から有料版に登録し、フルスペックのはてなブログを使うことを決意した。ちなみにはてなブログは有料版に登録することで広告を貼ることができる。広告を貼ればブログは収益化できるわけで、僕は始める前から絶対にブログを続ければ成功でき、あっという間に元は取れるくらい収入を得られるだろうと考えた。

結果、ブログは成功した。この記事を書いている時点で、読者数は600人を超え、 全部ブロガー中の上位0.007%のトップクラスに入ることができた。

 

何度かはてなブログのトップにも載ったし、スマートニュースのトップに掲載されたこともあった。

 

これはひとえにいつも読んでくださっている読者の皆様のおかげです。本当にありがとうございます。

 
 

 

振り返ってみると、僕はホリエモンが言うように見切り発車をしたわけだ。そしてこれまでも僕は比較的見切り発車をしてきた例が多かった。やったこともないスポーツサークルにいきなり入り、人工知能だか機械学習だがの学習会に予備知識ゼロで飛び込み、よくわからないが仮想通貨に投資をし、アナウンサーになりたくもないのにインターンに言ったりした。

 

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もちろん失敗もあったし、周りからは流行に左右されすぎだと批判を受けることもあった。 ただ人にどんなことを言われようがどうでもいい。自分が良ければ結局なんでも良いのだ。

 

それに他人は自分に興味なんてない。文句を言われてても無視すればいいし、どうせ相手はすぐ忘れる。この記事でも言ったように、 とにかくサークルでもバイト先でも気になる子がいれば片っ端から声をかければいいのだ。悪い噂がたったってすぐにみんな忘れる。

 

 

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他人は自分のことなど気にしていない。人の目を気にするのはやめよう。

 

とにかくこんな感じで批判を恐れず見切り発車で何か始めれば、得られるものは必ずある。ブログを書きたいと思っているならさっさとアカウントを作ればいいし、学校を辞めたいなら辞めてしまえばいい。 バイトも同様、ブラックすぎて嫌なら今すぐやめればいい。君の代わりはいくらでもいるし、辞めたところで一週間も経てばみんな忘れるし、何より我慢して辞めない人がいるからブラックバイトはいつまでたってもなくならないのだ。これは堀江氏も言っていたことだ。

 

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とにかくやりたいことがあるなら、それを最優先に行動すべきなんだ。

多動力を読んで僕はそのことを再確認した。ただまだまだ僕も完全にそんな生き方ができているわけではない。しかしこのブログを書き始めたことにより、以前よりも行動力が増し、新しい経験をたくさん積むことができたことは間違いない。

 

そしてこれからの時代堀江貴文氏が言うに、狭く深くよりも、 広く浅くでもいいから多岐にわたって活動することが重要になってくる。

例えば絵を描くのが100人に1人の上手さだとしても、イラストレーターとして成功するのは難しいだろう。ただそこに100人に1人のプログラミングの力があれば、それを掛け合わせ1万分の1の才能になることができる。

 

 
 

 

そこに100人に1人の SNS での拡散力がれば100万分の1に、さらに100人に1人の野球の才能があれば、1億分の1の才能になれる。

 

何かを突き詰めなくとも、いろんな得意を掛け合わせることで稀有な才能になることができるのだ。僕は何かに突出した人間ではないが、とにかく今まで広く浅く生きてきた。部活は死ぬ気でやりぬき、勉強も浪人してやらざるを得ない環境になり、オタクをしてた時もあった。

 

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大学に入りクラブでオールする楽しさを知り、1人で海外にも行きはじめた。

 

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たまにその姿勢を中途半端だとか言ってくる人がいるけれど、そんなのは無視だ。気に入らない声はシャットダウンすればいい。広く浅く、そして気になれば深く生きることで僕はとても楽しく過ごすことができている。

 

多動力を読めば誰もがそんな気持ちにはなる。何かしたくてもできないでいる僕らの背中を押してくれる。

 

でも。

でもだ。

 

多くの人が気持ちだけなるだけで終わってしまう。

 

堀江氏が言うようにほとんどの人間はその気になるだけで何もしない。

 

多動力は大ヒットし何万という人が読んだが、それで行動に移した人はそのうち1パーセントにも満たないだろう。読むだけじゃ意味がない。実際に何かしなければ買うだけ無駄なんだ。

 

皆さんも多動力を読み、自分のやりたいことに素直に生きる道を見つけてみてはどうだろうか。そしてすぐさま行動に移し、新しい世界に飛び込んでみよう。

 

僕もやりたいことはまだまだある。自分の時間を精一杯生き抜こう。

 

多動力 (NewsPicks Book)

多動力 (NewsPicks Book)

 

 

 

 

 

 

ちなみにこの「多動力」はAmazon Primeで無料で読むことができるので興味がある方は是非使ってみてください。

 

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