映画「最高の人生のつくり方」を観ました

 

 

ロブ・ライナー監督の最高の人生のシリーズは全部で三つある。

 

最高の人生の見つけ方
最高の人生のはじめ方
最高の人生のつくり方

 

最高の人生のはじめ方では、 モーガン・フリーマン演じる著名な作家モンテ・ワイルドホーンが湖畔にあるキャビンを訪れ、隣にやってきたシングルマザーとその娘たちとの温かいふれあいが描かれた。

 

 

最高の人生の見つけ方では余命6ヶ月を宣告された二人の男が、死ぬ前にやり残したことを実現するため旅に出る心踊る冒険が描かれた。

今回紹介する最高の人生の作り方は、この三部作の三番目に作られた映画だ。

 

 

この「最高の人生」という題は原題にはない。おそらく日本の制作会社があえて「最高の人生」をつけ、ロブ・ライナー作品を定着化させようとした狙いもあるだろう。

しかしどの作品も以上に味わい深く、最後にほろっと泣ける内容になっている。

 

 

 

 

不動産エージェントのオーレンは、とてつもない自己中心的な人物でがんこで変わり者の、典型的な嫌なおじいさんだった。

 

かつて住んでいた自分の豪邸を売りに出し860万ドルの値をつけたが一向に売れない。
それもそのはず、偏屈なオーレンは誰であろうと気に入らなければ小言を言い、値下げには一切応じなかった。

自分の住むアパートの住人ともうまくいかず、皮肉を言っては呆れられていた。

 

 

そんなオーレンのもとに消息不明だった息子がやってくる。

ドラッグ中毒で縁を切っていた息子だが、彼には娘がいた。

 

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一時的に服役しなくてはいけないため、娘を預けに来たのだ。

自分は完全に更生し、最後の服役を終えたら娘のサラと幸せに暮らすと説明するオーレンの息子ルーク。

 

途方に暮れるオーレンは、娘を隣の家に住むリアに押し付ける。

リアは60代の歌手。地元のバーで美しい歌声を披露するが、歌ってる最中に亡くなった夫のことを思い出しおいおい泣いてしまって歌えないのが玉に瑕。

そんな二人がオーレンの孫、サラとふれあい、これまでガチガチに固められていた偏見や固定観念を溶かし、家族の愛を見つけ幸せに生きる様子を描いた心温まる映画になっている。

 

 

 

この映画の見所の1つはオーレンの嫌なおじいさん感だろう。

 

とにかくこのじいさんは嫌な奴だ。家を見に来るラテン系の移民に対しては差別意識があるのかぶつくさ文句を言い、黒人に対してもぽろっと愚痴をこぼす。

アパートの妊婦さんが、階段を上るのが大変だから一階に部屋を移して欲しいと言っても冷たくあしらい、庭で遊ぶ子供たちにはうるさいと一蹴する。

 

とにかくどこまでも嫌味ったらしいじいさんなんだ。

しかしそんなじいさんがだんだん孫の登場により心を開いていく様子が可愛らしい。古い自分を捨て、新しい自分を見つけることの素晴らしさを再確認させてくれた。

 

 

映画を見終えて調べて観て知ったのだが、リアの伴奏を勤めていたマルッとした可愛らしいおじいさんがなんとロブ・ライナー監督ご本人だった。

 

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クリント・イーストウッドやマット・デイモンなどなど、海外の映画監督は自分の映画に出演することが多い気がする。そんな監督の演技に注目して観ても楽しめると思います。

 

この映画もまた Amazon プライムで無料で見られるため、 プライムで無料で見られるためで是非見て欲しい。

 

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