意識高い系中島diary

都内在住。意識高い系大学生の見聞録。Twitter ID @Nakajima_IT_bot

モテない男は夢をみる

 

 

 

 高校生のとき、いちご100%という漫画が流行った。

どこの誰が持ってきたのか忘れたが、教室の後ろにいつの間にか全巻揃っていて、休み時間、授業中問わず多くの男子が熱中していた。

何を隠そう僕の高校は男子校であった。

ほぼ100%童貞が集まった、チェリーの巣窟である。

 

「今日電車で隣だったJKめっちゃ可愛かったわ!!!」

 

僕らの朝はそんな会話で始まった。大して美人でもない国語の女の先生がマドンナ的存在になっていてちやほやされていた。

 

ああ、スケベなことしてえぇぇ。

 

授業に、そして部活に追われながらそんなことを考えていた男子40名が狭い教室に押し込まれていたわけである。字面からして臭くてたまらない。

 

そんな童貞集団にとっていちご100%はバイブルであった。

 

主人公の真中淳平は冴えないただの高校生。しかしどういうわけだかこいつがめちゃめちゃモテるのだ。

 

 

 

f:id:Nakajima_IT_blog:20181025152036p:plain

いちご100%より

 

f:id:Nakajima_IT_blog:20181025152333p:plain

いちご100%より

正統派の美少女から妹キャラ、はたまたSっ気のある姉御キャラまで、美人からひたすらモテまくる。

おまけにどういう因果か、コケるたびにおっぱいが目の前にある。なんなんだこの世界は。

 

f:id:Nakajima_IT_blog:20181025152150p:plain

いちご100%より 真中が転ぶとそこには必ずおっぱいがある



 

 

おいおい。おいらもこの世界に転生させてくれ〜なんてことを思いながら彼らの恋愛模様に胸を踊らせ、時にエッチな展開にポコチンをおっ立てながら夢中でページをめくっていたわけである。これを数十人の汗臭い男子高校生が同じ教室でしていたわけだから考えるだけで臭い。うげ〜

 

 

そんなことはさておき、あの頃の僕らはいちご100%をはじめ、ニセコイも人気だった。ちょっと系統は違うが、「中二病でも恋がしたい」とか「To LOVEる」、「僕は友達が少ない」に「インフィニット・ストラトス」などなど。

 

初めはオタク界隈だけが萌え上がっていたが、次第に男子校という女の子がいない環境に毒されたのか、その人気は陽キャに属する集団にまで波及し、クラスの誰もがその他の共学校の男子よりはラブコメを初めとするアニメの知識を持っていた。中にはラブプラスにのめり込んでいる奴もいた。

 

 

しかし悲しきかな。僕らには嘆かわしき疑いようのない事実があった。

 

そう。僕らは誰一人としてモテなかったのだ。誰一人として。

 

アニメやゲーム、漫画にのめり込んでいた僕らだが、誰もが心の奥底ではリアルの女の子と仲良くなりたいと思っていた。そんなことは当たり前だ。だがしかしほとんどがその夢を叶えることなく高校を卒業していった。童貞を卒業しないままで。

 

出会いの場がなかったわけではない。文化祭、部活の大会、たまの合コンなどなど。いくらでも女の子と知り合える場所はあった。だが、多くの者がチャンスを手にできず無残に敗れ去った。それはなぜか。

 

それは...僕らは夢を見ていたからだ。

叶いもしない夢を。

 

僕らはずっと信じていた。いつかは自分にもその時が来ると。

あの漫画の主人公のように何もしなくても女の子側からアプローチしてくるその時が。

 

ああ、なんと憐れな。そんなこと起こるわけがなかろう。

しかしモテない男ほど夢を見るものだ。

いつかは、いつかはこんな僕にもじっとしていればチャンスが来ると、僕らはそう信じたい生き物なのだ。

 

今回はそんな間違った夢をずっと見ていた僕が当時を振り返り、そしてあの頃の僕らのような叶いもしない希望を持っている残念なメンズたちの憐れな夢をぶち壊そうと思う。そして最後にはそんな夢のない現実世界にもわずかに残った希望をその手に収めるためのたった一つの秘訣を魂を込めて書いた。

 

 

 

1. 冴えない男がモテるわけがない

僕らが犯していた間違い。それは冴えない男でも勝手にモテると思っていたことだ。

言わずもがな、これは僕らがのめり込んでいたアニメや漫画に要因がある。

いちご100%もニセコイも、モテてモテて仕方なかったのはなぜか冴えない主人公だった。勉強も運動も大して出来るわけでもない。さらに女心をバッチリわかっているわけでもない。ただの平凡な男がどういうわけか美女からモテてモテて仕方がないという一見理解しがたいストーリーが出来上がっている。

 

しかしだ。僕らの多くはこれを「理解しがたい」とは思わない。

 

......なら俺にもチャンスあるんじゃね!?と思ってしまうのだ。

 

んなわけがねえだろ!!!

 

ここに張本勲がいたら間違いなく「喝だ!!!」と怒鳴っている。

 

冷静に考えてほしい。男の立場からして、あなたは冴えない女子を好きなったことがあるだろうか。もちろんノーだろう。冴えない、クラスにいても存在感のない、パッとしない女子なんて眼中にすらなかったはずだ。

ならばどうしてその逆が女子にはないなんてことがありえようか。いや、ない。

そんなわけないのである。

というか逆に女子の方が男子を見る目が厳しい。彼女たちは本能的に優れた雄を嗅ぎ分けているというのはよく言われている話だが、まさにその通りなのだ。

 

女子は強い雄を求めている。それは断じて冴えないパッとしない男ではない。

そしてラブコメのような冴えない男がモテる現象は現実で起きる可能性は0%だ。

あそこで描かれていたのは架空の物語。起こりもしない絵空事なのである。

 

当たり前ながらあれは男子向けに描かれた漫画だ。

試しに女の子のために描かれた少女漫画を読んで見てほしい。

 

ヒロインが恋に落ちるのはクラスの中心人物かつスポーツ万能、成績優秀なイケメンの場合がほとんどだ。「君に届け」の風早くんも、「花より男子」のF4も、例外なくイケメンでキラッキラしている。

 

f:id:Nakajima_IT_blog:20181027173324p:plain

君に届けの風早くん



f:id:Nakajima_IT_blog:20181027173405p:plain

花より男子のF4



 

周りのモブなんて登場すらしない。空気同然である。

残念ながら僕ら冴えない男子集団は出る幕すらないのだ。

ハーレム展開は100%起こりえない。まずはその現実に向き合うしかない。

 

 

 

2. ツンデレも妹キャラもこの世には存在しない

夢見がちな僕らのもう一つの過ち。それは女の子に過剰な期待をし過ぎてしまうことだ。

高校でクラスが同じで席が近かったオオシマという男がいた。硬式テニス部に所属し、成績優秀かつあどけない笑顔がチャーミングだった彼の口癖は「ツンデレと付き合いたい」だった。そして彼が愛していたのは化物語の「戦場ヶ原ひたぎ」。

 

f:id:Nakajima_IT_blog:20181027165204p:plain

化物語の戦場ヶ原ひたぎ



 

化物語1のツンデレキャラだ。しかし冷静に考えて見てほしい。一体この世のどこに本当にツンデレな女の子が存在するのか。

 

僕の認識ではツンデレは「本当は相手のことが好きだけどうまく表現できずにツンツンしてしまう」というものになっている。おそらくほとんどの人がこんな感じの認識だろう。

しかし実際に付き合って見て本当にツンデレされたいだろうか。僕の答えは否だ。

まずもしツンツンされたら不安になる。「え、なんか間違っとことしたかな」とか「やばい、怒ってる...」とか。とにかく心配になってしまう。

 

そして女性側から考えてみても、ツンデレをするメリットがない。

怒ってるぞぶりを見せたら互いにいい気持ちがしないのは言うまでもない。下手したら喧嘩にでも発展してしまう。

僕らがアニメのツンデレキャラにハマるのはそのキャラが100%相手に好意を寄せているのが分かっているからだ。だから怒ったそぶりを見せていても「本当は好きなのに言えないのかわい〜」なんて思うのだ。

 

何を隠そう僕もツンデレキャラが好きだ。

ラブライブの西木野真姫、ご注文はうさぎですかのリゼちゃん。

 

f:id:Nakajima_IT_blog:20181027173808p:plain

ラブライブの西木野真姫



f:id:Nakajima_IT_blog:20181027173759p:plain

ご注文はうさぎですか?のリゼ



 

 

これ以上書くと僕の好みがバレそうだからここで止めておくが、実際にツンデレとよべるリアルの女の子と知り合った試しがない。そう、ツンデレキャラも冴えない男子がバカモテるシチュエーションと同じで架空の設定なのだ。

 

それと同様に妹キャラも、ヤンデレもこの世には存在しない。ヤンデレはもしかしたらメンヘラに近いものかもしれないが、メンヘラほど面倒な存在はない。絶対こっちが精神を病む。とにかくあっちの世界で描かれる強烈な女の子に憧れを持つのはそれをあくまで傍観できるからに過ぎない。現実にもしいたらツンデレも妹キャラもヤンデレも付き合うのにものすごく労力を要するだろう。

 

もし現実の女の子と付き合いたいのならば、こういった妄想も捨てなければならない。

 

 

 

3. 自分からいかなきゃ何も始まらない

さて、ここまで書いて僕は過去の自分が持っていた叶いもしない夢を一刀両断してきた。冴えない男子はモテるはずもなく、アニメに出てくるようなキャラは現実には存在し得ない。

そんなことはきっと皆さんも頭の中で分かってるはずだ。

だけど、だけどだ。

 

心のどっかで「大丈夫。いつかチャンスが来るはず。」と思っていやしないか?

 

キッパリ言わせてもらおう。それは断じてない。

 

度々炎上しながらも僕が恋愛系の記事を書いている理由。それはこの手の記事がもっとも多くの人に読まれているからだ。もちろん僕は恋愛のエキスパートという訳ではない。その証拠として自分の過去の失敗例と共に記事を書いてきた。幸い僕の記事を読んで思い切って行動を起こし、晴れて人生初の彼女ができたという人もたくさんいた。

一方で「手当たり次第アプローチしろって、んなことできるか!」とか「勉強が忙しくてそんな暇ねえ!」なんて声もあった。だがそんなのは逃げだ。ビビって何もできない言い訳にしか過ぎない。

 

 

 

色々な意見がぶつけられる中、恋愛系の記事が一番読まれている理由。

それは僕らの根源的な欲求の一つに「モテたい」という思いが根っこを下ろしているからだ。

 

彼女が欲しい。可愛い子と仲良くなりたい。

 

誰もがそう思っている。

 

「いや、俺は違うしwww 興味ないもんねwwwアホらしいwww」

 

  なんてのは嘘だ。勇気が持てず一歩を踏み出せない自分の臆病な部分を隠し、強がっているだけだ。

 

何を隠そう、昔の僕がそうだった。自分に自信が持てず、どうせ話しても無駄だと初めから諦めていた僕は、そんな臆病な自分を守るため「いや、俺彼女なんていらねえしwww」と強がっていた。自分に嘘を付いていたのだ。

 

今なら言える。「何お前嘘ついてんだよ」と。

 

そしてあの頃の僕は「自分から行かなくっても向こうからいつか来るっしょ。」と信じていた。そんなはずないのに。そして友人の多くもそう信じていた。

 

返信が1週間に一回しか来ないあの子も本当は僕のことが気になってるはずだ。

最近仲良くなったあの子の方から告白して来るはずだ。

あいつは彼氏がいるけど、別れたら自分から俺を誘うに違いない。

 

などなど。そうやって気もしない運命の日を待ち望み、スマホを握りしめ、そして夜はチンポコを握りしめながら祈った。祈り続けた。果たしてどうだったろうか。その祈りは届いたのだろうか。あの子と結ばれる日は、向こうから僕らの元にやってきただろうか。

 

 

 

もちろん答えは否だ。結局誰一人としてその日を迎えることはなく、無残に敗れ去っていった。

 

人生は待ちゲーではないのだ。

 

幸せは歩いて来ない。だから迎えに行くんだよ。自分から。

 

僕の大好きなインベスターZという漫画にこんなセリフがある。

f:id:Nakajima_IT_blog:20181027162545j:plain

インベスターZ 8巻 (Kindle版) P.199より抜粋

 

ー「美人の隣に座れるのは......美人に告白した男だけだ」

冴えないやつは空気扱いさて、自分が勝手に憧れていたキャラも存在しない現実世界において勝利を掴むには、自分から行くしかないのだ。

 

あなたは夢を見ていやしないか?ちょっと考えればあり得ないよなって分かる夢を。

 

モテない男よ。夢を見るな。

 

夢を見ている暇があったら、今すぐ行動を起こすんだ。人生は待ちゲーじゃない。自分からいかなきゃ何も始まらない。

 

ー「美人の隣に座れるのは......美人に告白した男だけだ」

 

この言葉を忘れずに、恐れずに一歩を踏み出そう。

 

 

 

いちご100% 全19巻 完結コミックセット(ジャンプ・コミックス)

いちご100% 全19巻 完結コミックセット(ジャンプ・コミックス)

 

 

 

<参考記事> 

 

www.nakajima-it.com

www.nakajima-it.com

www.nakajima-it.com

www.nakajima-it.com