「面白いものに出会いたい」と思って生活していると、どういうわけか面白い人たちが集まってくる。
この前もフラッと友達が開催している飲み会に行ったら、某有名雑誌でライターをしている方と知り合い、「いいもの見せてあげる」と言われこんな雑誌を貸してもらった。
何か分かるだろうか。
アメリカのマリファナ雑誌だ。マリファナに関するいろんな情報が書いてある。
なんで彼女が僕にこの雑誌を貸してくれたのか謎だが、僕が非日常を求めているのを察したのかもしれない。
(彼女がなぜこの雑誌を持っているのかは触れないで置こう。)
ここでマリファナについて説明を加えておこう。
マリファナとは大麻、英語で"Cannabis"のことであり、アサの花冠、葉を乾燥や、樹脂化、液体化させたものを指す。
60種類を超える「カンナビノイド」という成分が含まれており、THC、CBN、CBDはカンナビノイドの三大主成分と呼ばれる。
特にTHC(テトラヒドロカンナビノール) には薬理作用があり、精神的高揚感をもたらす。いわゆるハイ!ってやつだ。
多くの国でマリファナは規制されているが、最近は合法化が進んでいる国も多い。
僕は大麻の本を読むのが好きで、Kindleで5冊くらい読んだ。
なぜ僕が大麻を学ぶのか、大麻についてどう思っているのかはこのページの最後に書くとして、このマリファナ雑誌のカオスな世界を紹介しよう。
家に帰った僕は早速雑誌を開いて驚いた。なんだこの仰々しい見開きは。
見てるだけでハイになりそうだ。なんだこの大麻のグラビアは。
大麻がこれでもかと言わんばからに大胆な姿を披露している。
これは"HIGH TIMES"というアメリカの雑誌で、嗜好品としてのカンナビス使用の合法化を強く主張しているらしい。
Webページもあるので気になる人はぜひ覗いてみよう。
アメリカの大麻事情は複雑で、州ごとに法律が異なっている。
大麻は大きく「医療用大麻」と「嗜好用大麻」に分けられ、合法化が進んでいるのは医療用の方だ。
鎮痛作用や沈静作用があり、現在多くの国で使用が合法化されており、アメリカでも25の州で使用が認められている。
一方で嗜好用は
- アラスカ州
- ワシントン州
- オレゴン州
- コロラド州
- メイン州
- カリフォルニア州
- マサチューセッツ州
- ネバダ州
の8つの州でしか認められていない。(2019年10月現在)
嗜好用とは酒やタバコのように娯楽で使うということだ。実際、他の州でも手に入れようと思えば簡単に手に入ってしまうため、規制が意味をなしていない現実もある。
HIGH TIMESでは大麻に関するいろんな情報が紹介されており大変面白い。例えばこのページ。
右側には毒々しい大麻のグラビアがあるが、左には大麻の販売リストが載っている。
一袋に10粒タネが入っており、値段は50ドルから140ドルまでと幅広い。タネを植えて栽培するのだろうか。
ちなみにこのタネの販売は"VancouverSeed.com"がしており、この名の通りカナダにある。
カナダは嗜好用大麻も合法化されており、タバコや酒感覚で大麻を吸うことができる。
長く違法とされてきた大麻の所持や使用を、合法化する動きが広がっている。カナダは今年10月17日から医療用の大麻だけでなく…
他にも最先端の施設で大麻が栽培されていたり
動物愛護家がブチギレそうな写真が載っていたり
意味の分からない広告が載っていたりと、読んでいて飽きない。
ヤバそうな兄ちゃんが謎な化学式を解説していたり
なかでもこれは笑った。
「エロ本隠せるよ!」的なノリの「マリファナ隠せるよ!」的なベッドとソファーだ。
バレないように隠す気満々で笑える。
ここで、皆さんは大麻についてどう思っているのかを聞いてみたい。
「危ない」「絶対にダメ」「法律で禁止されている」など、ネガティブなイメージを持っている人が多いのではないだろうか。
僕がブログを通して、皆さんにいろんな世界を知ってもらえたらなと思っている。
この記事も、ただマリファナ雑誌ヤベえって話をしたいわけではない。
例えばさっき紹介したヤバそうな兄ちゃんが化学式を解説してる写真。
あの記事は実は「大麻の使用が集中力に悪影響を及ぼすことはない」という内容だった。
日本ではあまりに厳しく大麻が規制されており、多くの人が「大麻は危険。おかしくなってしまう。」と思っている。
しかし本や研究結果を読めば、大麻の中毒性は酒やタバコよりも低いことが分かる。
僕らの多くが正しい情報を知ろうともせず、ただ「危ないもの」と断定して真面目に考えることを放棄している。
嗜好用の合法化は難しいにしても、医療の現場では大麻が絶大な効果を発揮しているのでぜひ実現してほしいものだ。
南米チリでは、ハイダーという名の乳がんに苦しむ患者が病院で相談した際、医師が無言で紙に「大麻の葉」を書いてみせ、すぐに大麻草をお茶にして飲んだところ、痛みが劇的に改善したという話がある。その後ハイダーはチリ当局に大麻由来の薬品を輸入できるよう交渉した。その結果なんとチリでは医療用大麻が合法化され、今では薬局でも買えるようになったのだ。
日本では法律があまりに時代遅れであり、「病に苦しむ娘を救うために隠れて大麻を育てて処方してたら命を救うことができた」みたいな強烈なエピソードがなければ世論は動かないだろう。
また大麻の市場規模はとてつもなくデカい。2018年1月、アメリカ国内の合法大麻の市場規模は2021年までに400億ドル(4.4兆円)にまで上り、40万人以上の雇用を生むとの見通しが発表された。実際に世界各国では「大麻スタートアップ」が多数生まれており、投資家の期待も高い。
タバコのJTが爆裂に儲けている様に、大麻も大きなビジネスチャンスが転がっている。
他にも大麻税など設ければとんでもない額の税金が集まるに違いない。
以上のように、僕個人としては大麻の合法化には賛成よりの立場だ。
実際去年、北欧デンマークを一人旅した際、首都コペンハーゲンに存在する国内唯一の大麻合法区域"自治区クリスチャニア"に足を運び、大麻と共に幸せに生活する人々を目の当たりにした。
<北欧一人旅前回の記事> www.nakajima-it.com 救世主教会の400段の階段を登りきりクタク…
他にもこちらの本を読んで大麻についても知識を深めてみた。
<どちらもKindle Unlimitedで無料で読めるのでぜひ>
僕から皆さんにお伝えしたいことは
「先入観ではなく、自分でよく調べた上で判断をすること」
「みんなが手を出さないものにこそチャンスがある」の2つだ。
いろんな本やニュースを見聞きして、大麻とは本来どんなものなのか知るだけで、知識が増え世界が広がる。それだけで楽しい。
そして大麻関連のビジネスを探してみるのも手だろう。大麻関連のメディアを作ったら将来性ありそうと思ったが、もう実際に作ってる人が何人もいた。早い。
僕は上記の本を読んで早速CBDオイルの転売を考えた。
CBD(カンナビジオール)とは冒頭で紹介したカンナビノイドの三大主成分のうちの一つで、不眠やストレスに効果があり、ハイになる成分を含まない。
このCBDを含んだ製品は普通にAmazonで売っている。
Amazon以外にもCBDオイルを扱っている店はどこにでもあるので、ぜひ調べてみてほしい。
海外のものを仕入れて売っているので、その仕入れを海外のサイトから直に自分で行い、メルカリなどで売れば儲けられるんじゃないかなと考えたりした。時間があるときにやってみたい。
以上、「読む大麻」のようなマリファナ雑誌を紹介してみた。皆さんの知らない世界を紹介できただろうか。
それでは素敵な1日を。