もののけ姫の原点になった「シュナの旅」

 

  

金曜ロードショーで「もののけ姫」が放映され、大いにタイムラインが盛り上がった。

 

もののけ姫にはジブリの世界観が余すところなく詰まっていると言えよう。壮大な自然を舞台に、人間と動物とが生死を賭けて闘う。その中にちょっと不気味で可愛いコダマがいたり、ヤックルも可愛い。言うまでもなくアシタカはイケメンだし、サンもかっこ可愛い。これぞジブリって感じでストーリーを楽しめるのはもちろんのこと、濃いキャラも魅力の一つだ。

 

そしてどうしても皆さんに知ってほしい魅力がもう一つある。

それはもののけ姫の原点になった絵物語。

宮崎駿作の「シュナの旅」である。

 

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シュナの旅 表紙

 

チベット民話の「犬になった王子」が元となったシュナの旅には、後のジブリ作品に登場するキャラに似た人物や動物がたくさん出てくる。

 

その一つがもののけ姫に登場したアシタカといつも一緒のヤックルだ。

 

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シュナの旅より

 

他にもゲド戦記を彷彿とさせる人身売買があったり、ナウシカに出てくるような蟲が登場したりと、全ページが絵になっており、宮崎駿の描く世界観にどっぷり浸ることができる。

 

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シュナの旅より

 

 

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シュナの旅より

 

 

 

僕は世界で一番面白い漫画は「風の谷のナウシカ」だと思っている。

実は皆さんが映画で観たナウシカは原作の漫画の全7巻の2巻分までしか描いていない。しかも登場人物も全く異なり、ストーリーも誰もが予期しなかった方向へと進んでいく。

 

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アニメ化が切望されているがいつになるのだろう。原作はかなりグロく、ナウシカがあまりにも悲惨な目に会うため、ゴールデンでの放送や映画化は難しいのかもしれな。が、何としても死ぬまでにナウシカの原作の映像化を見てみたい。それほどまでにナウシカの原作はヤバヤバヤバオモロイのでぜひ読んでみて欲しい。

 

 

 

 

そしてナウシカの原作と同じくらいこのシュナの旅もたまらんのだ。

 

宮崎駿の頭の中はどうなっているのだろう。どうやったらこんな世界観を生み出せるのだろう。

 

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シュナの旅より

 

完全にSFでもなく、かといって現実じみたわけでもなく。

ハッピーエンドと言うわけでもなく、バッドエンドでもない。

そんななんとも形容しがたい世界を、そしてストーリーを彼は作り続けてきた。

 

そしてその根底には「生きる」と言う強烈なメッセージが込められている。

 

 

もののけ姫のキャッチコピーは「生きろ。」

 

 

 そしてこのシュナの旅にも、厳しい旅を経て自分の運命を切り拓いたシュナの生き様がありありと描かれている。

 

ナウシカの原作の映像化と共に、このシュナの旅の映像化もいつか実現してほしい。

 

シュナの旅 (アニメージュ文庫 (B‐001))

シュナの旅 (アニメージュ文庫 (B‐001))

 

 

 

もう何度見たかわからないもののけ姫だが、今回も心ゆくまで満喫した。

僕にとってジブリは道徳の教科書なのだ。

今度の金曜ロードショーは紅の豚。こちらも楽しみで仕方がない。

それでは皆さん、良い週末を。

 

 

 

 

もののけ姫 [Blu-ray]

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