2ちゃんとTwitterを情報源に230億円稼いだ個人投資家cisという男

 

 

  

cisという個人投資家がいる。

 

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彼のプロフィールにはこう書いてある。

 

「資産230億円株トレーダー」と。

 

そんな彼の初の著書「一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学」を読んだ。

 

一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学

一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学

 

 

 

この本は元手300万円から投資を始め、230億円の資産を築いたとある個人投資家の投資哲学を綴った一冊である。

 

 

1. 20歳の時点で2000万円貯金

個人投資家として230億円稼いだcisだが、その投資家としてのルーツは幼少期にまで遡る。

 

小学生のときから駄菓子のくじ引きをみて期待値の概念を直感で理解していたというcisは、中三でパチンコを始めて、高校で元締めになった。

 

cisは相当なゲーマーであり、彼自身自分の投資のベースにはゲームで培った力が大いに役立っていると語っている。

 

cisがパチンコを始めた時期はまさにインターネット黎明期。毎日ネットの掲示板には攻略法が公開され、それらを自分で研究しながらcisは自分なりにパチンコを攻略していった。

 

そのうち、釘の目利きもできるようになったcisは、良い台を見つけるとそれを友達に任せ始めた。16歳のときである。

 

期待日当3万円を目標に、良い台があれば高校生を電話で呼び出し1万円を渡し代打ちを頼んだ。

 

家には換金所に変な奴がいて危なそうだからと持って帰ってきたゴールドの景品が溢れ、両親には何をしているかバレバレだったそうだ。

 

面白いのが両親の対応だ。父親は「ギャンブルなんていつまでも勝ち続けられるもんじゃないから、勉強もちゃんとしておかないといけない」と釘をさす一方、母親は「出るとこ、教えて」といった具合だったという。対照的な両親だったからこそ、ハメを外しすぎず、かといって保守的になりすぎず今の自分があるとcisは語る。

 

そうしてパチンコの元締めを大学に入ってからも続けた結果、20歳の時点で2000万円を貯めた。恐るべき額だ。

 

ちなみにcisは法政大学の工学部出身らしい。

 

他にも小学校時代に自分で仮想通貨を友達内で発行して、貨幣は擦りすぎると価値が薄れることを直感的に学んだり、好きでもないテニス部の部長になって合法的にサボったりと、独自の生き方を貫いてきた。

 

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2. 2ちゃんのオフ会で覚醒

その後競馬で1000万円溶かしたcisは、残ったお金で株を始める。まず300万円を元手に証券口座を開設した。このとき22歳。2000年の夏のことだった。

 

当時一般企業に勤めていたcisは、毎月の給料も追加で継ぎ足しながら株を続けたが見事に負け続けた。詳しく覚えていないが、元手300万に加え給料もつぎ込んでいたので、合計で1000万円くらい溶かしたらしい。

 

そんな彼の投資を大きく変えたのが2ちゃんのオフ会だった。

 

cisが初めて参加した株板のオフ会には男性6名と女性2名が参加していた。

 

cisを変えたのはそのオフ会の帰りの電車での出来事だった。

 

同じ電車に乗ったその男は人付き合いがあまり得意そうではなく、空いていた席に何も言わず自分だけ座ったらしい。

 

「何を買ってるの?」とその男にcisは尋ねた。

 

「ダイドーリンゴ」と男は目線も合わさずに答えたという。

 

たったその一言でcisは変わった。

 

ダイドーリンゴの株価はTOPIXに組み入れられると自動的に上がる。彼はそれを狙っているのだと。

 

それまでのcisは割安株を買い上がるのを待つ長期目線の投資を行なっていた。しかし彼の手法を聞いて、投資は「今ある優位性」に注目してすべきとの確信を得たのだった。

 

その後cisはデイトレードをメインに活動するようになり、連戦連勝になった。

 

そしてあのとき「ダイドーリンゴ」とだけいった男は「すくる〜じ」という名前でTwitterで活動しており、今にいたるまで数十億を稼いだらしい。なんという世界なのだろう。

 

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3. ニュースはTwitterが一番早い

その後勝ち続け230億円を稼いだcisだが、彼のメインの情報収集は驚いたことにTwitterだという。

 

大統領選でトランプが勝ったとき、何よりも早くその知らせを届けたのはTwitterだった。それに30秒遅れてロイターやブルームバーグのニュースが発信されたのだそうだ。

 

そしてNHKなど日本のニュースはさらに遅れて数分後に届く。

 

コインチェックから仮想通貨NEMが盗まれたときも、ニュースより先にTwitterでその予兆をキャッチしたcis。フォローしている人ではなかったが、リツイートですぐに回ってきたらしい。

 

重要な情報は自然とリツイートで回ってくるのだ。

以来彼は基本的にニュースはTwitterだけにしている。

新聞や雑誌は娯楽程度。230億稼いだ男がそれで事足りるといっているのだから本当に十分なのだろう。

 

ちなみにこれは230億どころか毎日10円のもやしで飢えをしのいでいるしがない大学生ブロガーの僕の話になるが、僕自身情報はTwitterをメインに集めている。

 

どこよりも早いというのもあるが、地上波や新聞では流せない下ネタやふざけたネタ、ディープなネタをキャッチできるので使っている。情報収集用のアカウントを一個もち、だいたい300アカウントを程度フォローしている。このアカウントは僕のイベントに来てくれた人にのみ共有しているので、もし興味がある人がいたらぜひ来て欲しい(唐突な宣伝)。

 

 

 

 

 

4. 「1億2000万持ってます、彼女募集中」

 一生遊んで暮らせるお金をすでに持っているcisだが、投資家仲間が2ちゃんに「3億持ってます、彼女募集中 25歳くらいまでの容姿に自信のある方」とスレを立てたのを面白がって、自分でも「1億2000万持ってます、彼女募集中 年齢、容姿を問いません」とスレを立てたことがある。

 

1ヶ月で3000通もの応募があり、うち2000通は株関係の冷やかしだったそうだが、それでも1000通は女性からのものだった。

 

どうみても50過ぎの女性が来て「お姉さんすぎたかな」と言われたり、バレンタインデー近くに40代後半の女性に大きな箱にぎっしり詰まった5キロくらいのテディベア型のチョコを渡されたりと、結婚を考えると女性はこうも必死になるのかと、普通に生きていたら絶対にできない体験をしたらしい。

 

これでも十分面白い話だが、さらに面白いのはcisの現在の奥さんが、なんとその2ちゃんの募集で知り合った人なのだ。’

 

募集を始めて10ヶ月、そろそろ嫌気がさして来た頃に連絡があり、地方の国立大学に通う大学院生で、就活のために東京に来たらしい。

 

東京に知り合いもいないし、人生経験でメールしてみたという彼女。cisのタイプでなおかつ自分にないものを色々持っており、結婚に至ったとのこと。

 

そんな奥さんは、結婚指輪を買ったとき、「なんでも好きなものを買っていいよ」といったところ、10万円のものを選んだそうだ。

 

普通相手が230億も稼いでいるのなら数千万、数億する豪華な指輪をねだっても良さそうなものだが、彼女はそうではなかった。その点も無駄なものにお金を使わないcisの感性とマッチしたのだろうか。

 

以来、その10万円の指輪より高いものを買ってあげたことは一度もないそうだ。

 

ライブドアショックで5億損した際も「あらら」の一言で終わったらしい。

 

独自の勝負論を持つcisの奥さんらしい、豪胆さと堅実さが伺えるエピソードだ。

 

 

 

 

いかがだろうか。この本の冒頭でcisは本を読んだところで株は勝てないと言っている。なぜなら本に乗っている情報はみんな知っている情報で、みんなが知っている情報に優位性はないからだ。そしてこの本も株に勝つための本ではなく、cisという稀代の投資家の投資哲学を書いただけであり、万人がこれを実践して勝てるというわけではないと断っている。

 

確かにデイトレードでここまで大きく勝てるのはcisの持ち前の才能が合ってこそだとも言えるが、彼の攻めるときは攻め、逃げるときは誰よりも早く逃げる勝負哲学は、読んでいてとても面白い。

 

投資に限らず、常識にとらわれず自由な発想で自分なりの攻略法を編み出してきたcisの生き様から多くのものを学べるだろう。

 

今回紹介したcisのエピソードはほんの一部にすぎない。続きはぜひ本を手にとって読んでみてほしい。

 

僕もいつか日経平均を一人で動かせる男になりたいものだ。

 

 

 

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