意識高い系中島diary

都内在住。意識高い系大学生の見聞録。Twitter ID @Nakajima_IT_bot

金足農業がマンガを超えている

 


金足農業の快進撃が止まらない。

 

豪腕・吉田投手を主軸とした秋田県の公立高校・金足農業が日大三高を破り、秋田県勢103年ぶりの決勝進出を決めた。

 

メンバーほぼ全員が秋田県出身。

エースの吉田くんは強豪校からの誘いを蹴り、金足農業の元選手で現役時代甲子園に行けなかった父の夢を叶え、そして地元のみんなと野球をし、彼らを甲子園に連れて行くために金足農業へ入ったそうだ。

 

 

 

 

金足農業は 鹿児島実業、大垣日大、そして横浜高校と名だたる強豪校相手に好試合を繰り広げ、終盤で粘りを見せ逆転勝ちを収めるなど、まさに快進撃を続けてきた。

 

 

 

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「最強!都立あおい坂高校野球部」というマンガがある。僕自身ずっと野球をやってきたため、MAJORをはじめいろいろな野球マンガを読んできた。僕が小学生高学年の頃、一番好きだったマンガがこの「最強!都立あおい坂高校野球部」だ。

 

 

最強!都立あおい坂高校野球部(1) (少年サンデーコミックス)

最強!都立あおい坂高校野球部(1) (少年サンデーコミックス)

 

 

 

主人公北大路輝太郎は少年野球時代のチームメイトとともに都立あおい坂高校に進学し、いとこである菅原鈴緒が監督を務める弱小野球部に入部。

 

輝太郎は鈴緒と交わした「鈴ねぇを甲子園に連れていく」という約束を守るため強豪校の推薦を蹴り、部員すら足りない弱小の都立あおい坂高校に入った。

 

 

 

 

 

輝太郎は左投げのアンダースロー。珍しい左のサブマリンだ。体感速度150キロのストレートを武器に切れ味鋭いスライダーやクイック投法を駆使し、強打者を封じ込めていく。

 

そして小学校からのチームメイトもツワモノぞろいだ。

 

 

 

頭脳派のキャッチャー松方雅治。パワーヒッターの小林虎鉄。野球センスの塊・梅宮右京。そして50Mを5秒台で駆け抜ける瞬足・柴田伸之助

 

この特出した才能の持ち主5人と、まともに野球したことがない平部員たちで強豪校に挑み、輝太郎は甲子園への切符を手にし、決勝まで勝ち進んだ。

 

 

 

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まさに王道野球マンガにふさわしい下剋上を描いた作品である。

 

そしてこのマンガの展開が、今まさにリアルタイムで金足農業の選手たちにより繰り広げられている。

 

メンバーは全員秋田県の選手。小学校からのチームメイトも多いそうだ。 中には高校から野球を始めた選手もいるとのこと。確かに試合に出ている選手はガタイもよく強豪校に劣らない体つきをしているが、控えの選手は他と比べると線が細いように見える。聞くところによると控えの選手は全員2年生だそうだ。

 

 

試合に出るのは秋田県予選からずっと同じ9人。ピッチャーの吉田くんも全試合完投。

 

強豪横浜高校との試合では8回裏まで4対2で負けていたものの1アウト1・2塁からの3ランホームランで劇的な逆転。打った高橋くんは、このホームランが高校生活初めてのホームランだったそうだ。

 

8回、逆転3点本塁打を放つ金足農・高橋佑輔=甲子園球場(佐藤徳昭撮影)

 

 

 

 

準々決勝の近江高校戦も劇的な幕切れだった。9回裏ノーアウト満塁2対1で負けている場面。1ボール1ストライクからスクイズを敢行。サードにうまく転がした打球を一塁に送球している間に2塁ランナーが一気にホームイン。サヨナラツーランスクイズという前代未聞のサヨナラ勝利を収めた。

(実はあおい坂でもツーランスクイズの場面がありこれまたマンガと同じ!)

 

そして準決勝日大三高戦。もちろんマウンドには吉田君が立つ。一回に一点を取りその後も3人では攻撃を終わらせず、毎回の出塁。5回に一点を加え、終始攻めの姿勢で試合を進めた。

 

 

8回にピンチを背負ったものの一失点で切り抜けた。あおい坂の名言「ピンチにスマイル!勝利をゲット!」よろしく、伝令の選手も全力疾走。出場選手を笑顔にした。

 

 

そして迎えた9回裏。エラーなどもあり2アウト1・2塁のピンチ。しかしここを何とかセンターフライで抑えロースコアの試合を競り勝った。

 

 

 

僕は終始ワクワクがとまらなかった。マンガを超える現実がそこにはあった。手に汗握る展開とはまさにこのこと。甲子園には夢がある。

 

 

 

野球をやっていた僕なりに吉田くんの投球を見ていたが、本当に間の取り方が上手だなと感じた。ランナーを背負っても投げいそがず、牽制を多く使い相手のリズムにさせなかった。セットポジションでピタッと止まり長くボールを持つ場面も多くあり、バッターの打ち気を削いでいた。かと思いきやクイック投法ですぐさま投球。完全にタイミングを外し三振をとる。カウントを悪くしてもそこから立て直しフォアボールを与えず、150キロ近い速球からガクンと遅い球でタイミングをずらし打ち取っていた。

 

フィールディングもピカイチだ。バントフライをわざと落下させゲッツーを取っていた。この冷静さも素晴らしい。

 

偉そうに投球を振り返って見たが本当に脱帽です。明日の投球も楽しみだが、連投に連投を重ねているため体が心配だ。無事に決勝戦を終えて欲しいです。

 

 

 

最近特に涙もろくなってしまった。全力でプレーする選手の姿を見ていると涙が止まらない。毎試合毎試合オイオイ泣いてしまう。一生懸命に打ち込む姿は美しい。人を魅了してやまないんだ。僕も野球がしたい。何か真剣勝負がしたいと思う、秋の気配を感じる今日この頃。明日の決勝もまた、目が離せない試合になるだろう。