意識高い系中島diary

都内在住。意識高い系大学生の見聞録。Twitter ID @Nakajima_IT_bot

できれば訪ねたくない街ランキングNo.1 新宿の夜を歩いて

 

 

僕は新宿が苦手だ。

できれば訪ねたくない街ランキングNo.1だ。

 

まず駅から出ることができない。

僕はよく丸ノ内線で新宿に行くんだけど、いつまでたってもどこから出たら目的の場所に近いのかよく分からない。

 

似たような駅名も多すぎる。

新宿駅、新宿三丁目駅、東新宿駅、西新宿駅、新宿西口駅、南新宿駅などなど。新宿と名のつく駅は全部で10もあるらしい。

 

それが狭い範囲にあるんだからどこで降りればいいのかも紛らわしい。とにかく新宿は行きにくく、かつ、外にも出にくい困った駅なんだ。

 

おまけに心地よくない賑わい方をしている。平日休日問わず夕方には駅前は大混雑。夜にもなれば酔っ払っいがそこら中に溢れ、好き放題騒いでいる。地面はゴミばかり。酔って吐いたものがそのままになっていたりする。とても不快だ。

 

さらに歌舞伎町の方へ行けばさらにカオスになる。ホスト、キャバクラ、風俗の勧誘。裏社会系の人も数多く徘徊しており、とても治安の悪いエリアが広がっている。

 

そんなできれば訪ねたくない街 新宿だが、この前どうしても新宿でこなすしかない予定があり、久しぶりに街を歩いた。

 

その日は17時という早い時間から友達と飲んだ。地方の大学に行った高校の友人が帰省していて彼に会いに行ったのだ。場所は歌舞伎町の普通の飲み屋。早い時間に入ったのでそれほど騒がしくはなかったが、3時間後、早めの解散をして外に出るとすっかりそこには新宿の夜が広がっていた。

 

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使う駅が違うので店の前で友達と別れた。まだ時刻は午後8時。帰るにはまだ早い。せっかくなので久々の新宿を散歩することにした。

 

新宿では客引き行為は禁止されている。路上には客引きについていくなと注意する放送が大音量で流れ、それだけでも嫌な気分になる。このご時世、こんな品のない放送を東京のど真ん中で流す必要があるのかと。

 

 

 

しかしその必要は大いにあった。スピーカーの真下では堂々と髪を茶色に染めたいかにも不健康そうな若者がネックレスをじゃらつかせながら客引きをしている。

 

「お兄さんウチの店どうっすか」

「今なら飲み放題1時間1000円なんすけど」

「ガールズバー来ません?可愛い子揃ってますよ」

 

うるさい。俺は散歩がしたいんだ。しつこい客引きを無視し、歌舞伎町の奥へと歩みを進める。

 

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ゴジラが見えるTOHOシネマズを超えると、新宿のディープな部分が顔を出す。さっきまでの飲屋街からは一変、ホストやキャバクラにラブホ、そして風俗店が軒を連ねる大人の街へと雰囲気がガラッと変わる。

 

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昔友達に「風俗嬢は毎回風呂に入るときに脱ぐのが面倒だからストッキングを履かない」という話を聞いたことがあった。もちろんそれだけで判断はできないが、心なしかストッキングを吐いていない女性がラブホや雑居ビルの中へ消えていくのを何度も見た。

 

 

 

怪しげな店の前には筋骨隆々な墨の入った眉のない男たちがダベっている。キャバクラ、もしくは風俗店のオーナーなのだろうか。近くを通ると冷たい視線を感じた。この日の僕は無地のポロシャツにチノパンといたって普通な格好をしていたのでこの歌舞伎町の雰囲気には合っていなかった。

 

すれ違う男性は派手なスーツを着ており、丈の短いシャツを着ている男の腕は幹のように太く、刺青が施されている。女性のメイクは普段街で見かけるものより派手だ。やはりそういった仕事場が多いからだろう。

 

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ここでも客引きに声をかけられる。

 

「ウチのキャバで飲んでこうよ。初回なら3000円だよ。」

「5000円でヌケるよ?どう?」

「お兄さん、1万5000で最後までできるよ。」

 

うるさい。俺は散歩がしたいんだ。客引きを振り切って再び繁華街に戻る。

 

この街はどこにいっても賑やかだ。途中、外国人観光客に人気のロボットレストランなんてものもあった。

 

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このギラギラがいかにも新宿らしい。確かに店の前で写真をとる外国人は多かった。もの珍しいのだろう。

 

 

 

最後にさっきの飲屋街に戻り、ちょうどお腹が空いてきたため天下一品で一人ラーメンをすすった。

 

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まだ夜の9時にもなっていないのに、酔いつぶれて突っ伏しているおっさんがいた。店員さんが揺すっても無反応。力づくで起こそうとすると「うるせえ。ほっとけ!」と声を荒げていた。平日の夜でこの様だ。何とも新宿らしい。

 

結局僕がラーメンを食べ終えるまでそのおじさんはずっと寝ていた。店員さんも諦めたのか、もう無視していた。あのあと彼はどうしたのだろうか。真っ赤に充血した彼の目が恨めしそうに虚空を見つめていた光景がまだ頭に残っている。

 

会計を済ませ店を出た。時刻は9時半。いよいよ新宿の街が本気を見せてくる。すでに酔っ払いはあたりに溢れ、大声で叫ぶ人、潰れて道で寝てる人、その横で吐いてる人などやりたい放題だ。

 

そんな光景を見ながら心の底からもう当分来なくていいなと思った。

一方でたまにはスリリングな社会科見学も悪くないとも思った。

非日常を味わえるのはそこそこ楽しい。

 

客引きと酔っ払いを避けながら駅に向かう。

歌舞伎町のネオンは、今夜も新宿の街を照らしている。

 

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(画像は全てSnapseedで加工しました。)
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