【感想】高城剛「2035年の世界」を読んで未来の不安を消す

 

1.  未来の不安を消すには未来を予測するしかない

未来の不安は誰しも持っている。僕自身、1年後、5年後、10年後、自分がどうなっているのか、ワクワクすると同時に不安もある。

未来に対して不安になるのは仕方ないが、心配ばかりしていても何も起こらない。

僕らは過去の経験から学んだことを活かし現在を過ごし、学びながら未来に備えるしかない。

常に最善を尽くすことで、未来の不安は希望に変わる。

 

と書けばカッコ良く、正しいように聞こえるが実際はそう簡単にはいかない。

そこで僕が最近実践しているのが読書を通して未来を予測するということだ。

 

今回読んだ高城剛著の「2035年の世界」は、「多動日記」を書いた世界中を旅する著者が独自の視点で2035年に世界はどう変わっているのかを書いた一冊だ。ちなみにKindle Unlimited対象だ。

 

 

Kindle Unlimitedは通常月額980円かかるが、10月27日まで3ヶ月199円で読めちゃうキャンペーンをやっているのでこの機会にぜひ登録してほしい。3ヶ月経つ頃に解約すればお金はかからない。

 

 

「2035年の世界」を通して僕をどんな未来が待ち受けているのかを把握することで、不安が軽くなった。

ピッチャーの投げる球が分かっていればヒットにしやすいように、未来に何が起こるか予想できていればそれに対応するのは容易い。

読書を通して先の世界を予測することで、僕らは備えることができる。

 

 

2. 2035年の未来はどうなっているのか

高城剛氏の予測は現実離れしているものも多いが、15年前と現在が全く違うように、とんでもない世界が実現してしまう可能性が十分にある。

面白いと感じた予測をいくつか紹介しよう。

 

1つは「移動の革命」だ。

これは実際に既に起き始めていることで、LCCなど格安航空会社の登場により、10年前と比べて気軽に海外に行くことができるようになった。2035年にはさらに移動が安価になり、時間も大幅に短縮できるようになると高城氏は予測する。

 

皆さんはコンコルドという飛行機をご存知だろうか。

イギリスとフランスが共同開発した超音速旅客機で、パリ-ニューヨーク間を2時間59分で飛行し、実際に運行していた。

(通常であれば8時間30分かかる。)

 

コストの問題と墜落事故が起きたことにより2003年に終了したが、コンコルドのあとを継ぐ次世代超音速旅客機が登場する可能性は十分にある。

それにより誰もが気軽に遠方まで行けるようになる、国境を超えるどころか、大陸を超えて出勤するといった未来が実現されるかもしれない。

 

 

2つ目は「ケーブルカルト」だ。

新興宗教はもはや実在する教祖を必要としなくなる。パソコンやスマホから、画面上で説法を聞くだけで、信者を増やせる時代になる。そしてここでいう宗教はエンタメにも当てはまる。

実際に日本ではキズナアイなど、バーチャルYouTuberが人気を博している。彼女たちが実在する人間なのかは関係がない。

今後も5Gやバーチャルリアリティの発展によって、実態を持たずとも人々を魅了し、宗教のような熱狂を起こすモノが生まれていくだろう。

 

 

3つ目は「電気のWiFi化」だ。

今現在、電気で充電するにはコンセントを繋がなくてはいけないが、2035年にはWiFIのように電波を繋ぐだけで充電が可能になると高城氏は予測する。それによりあらゆる電子機器が場所を選ばずに使えるようになる。

そこらへんのベンチに座って永遠に作業し続けることもできるし、山奥でも明かりに困らなくなる。

 

 

3. 僕たちはどうすべきなのか

以上のような予測を高城氏は本書の中でいくつも提言している。

大事なのはただ読んで終わりではなく、自分はどうすべきなのか考えることだ。

ここでは僕自身が感じている「お金」について未来を予測してみる。

 

2035年の世界では、お金がなくとも誰でも楽しく生活ができるようになっているだろう。

まず衣食住に関するコストは今現在際限なく下がり続けている。

 

服はGUやユニクロで事足りるし、3000円のジーンズを1年間365日履いたとすれば、1日あたりのコストは10円もしない。ほとんどタダみたいなモノだ。化学繊維の進化や工場の自動化により、今後も衣類の値段は際限なく下がっていく。

 

食についても必要な栄養素だけ摂取するだけならサプリを摂取すればよく、こちらも現段階で安価に抑えられる。人工肉などの登場により、今後も食べ物の値段は下がっていくだろう。

 

問題は「住」だが、現状賃貸で住むのも、ローンを組んで家を買うのも、かなりお金がかかる。これについて高城氏は将来的に家も持ち運べるようになると予測する。3Dプリンターが進化すれば解体&組立しやすい家をいくらでも低コストで作ることが可能になる。それによりどこでも好きな場所で生活できるようになるのだ。

 

以上を踏まえ、2035年の世界ではお金がなくても衣食住に困らない生活が僕らを待っているのではないかと思う。

ここで大切なのは「なんのために生きるのか」という意味付けだ。

高い年収やステータスも意味を持たなくなった世界で、僕らの寿命はさらに伸びていく。

何も目的がないままダラダラ生き続けるのは非常につまらない。

 

僕が今すべきなのは、2035年、そしてその先の未来において自分が没頭できる何かを見つけることなのではないかと思った。

 

現状、僕が没頭できるのは「執筆」だ。

自分の考えを文字に起こし、発信する。これは中毒的に楽しい。

今後ともぜひ続けたいと思っている。

 

「未来を予測する」なんて言うと安っぽく聞こえるが、自分なりに予測し計画を立てて実行する力はいつだって大切だ。

 

皆さんも未来を予測し、自分が2035年、その先の世界で何がしたいのか、考えてみて欲しい。

 

今回読んだ高城剛著の「2035年の世界」はKindle Unlimited対象です。

Kindle Unlimitedは通常月額980円かかりますが、10月27日まで3ヶ月199円で読めちゃうキャンペーンをやっているのでこの機会にぜひ登録してみてください。

 

 

 

 

 

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