全ての浪人経験者、これから浪人する受験生に捧げる

 

僕の浪人時代の生活を振り返ると、とにかく独りになることを選んでいた。予備校では同じ高校の友達以外とは一度も口をきかず、授業が終われば誰よりも早く校舎を出て、地元の図書館に閉じこもった。予備校のイベントなどにも一切参加せず、一人で黙々と勉強に打ち込んだ。今思うとこれはあまり良くなかったと思う。ストレスのはけ口が少ないのは非常にリスクが高い。僕自身、誰ともしゃべらないことにより勉強の相談もほとんどできず、たまに遊ぶこともなかったため気分転換ができなかった。もう少し周りと話していればよかったのかもしれない。

 

それでも僕はなんとか勉強続け、季節は過ぎていった。一番の山場と言われる夏が過ぎ、僕はなんとか予備校で一番上のクラスに居続けることができた。

 

このクラス分けというものはかなり重要で、上にいる人はその立場を維持しようと、下にいる人はなんとか上がろうと必死だった。今思い返してみればこんな模試で決まるクラス分けなんて全く意味が無い。要は自分が合格するための勉強をして、第一志望の試験当日に合格最低点以上の点数を取って帰ってくればいいのだ。予備校での模試の得点など意味が無い。それでも僕らは少しでも安心するために上のクラスを目指し、模試の点数を死に物狂いで取り、いい点が取れれば喜び、悪い点を取れば受験に落ちたかのように落ち込み、ある者は競走から脱落し校舎に姿を見せなくなった。

 

予備校には色々な人間がいた。名だたる名門校から来た、ちょっとしたミスで現役で合格できずに浪人を選んだ秀才、地方から出てきて一人暮らししてる人、多浪に多浪を重ねた20代後半から30代前半のお兄さん。休み時間には姫と呼ばれる理系クラスの割にはかわいい女の子が、男の取り巻きを連れて談笑スペースに集まりくだらない話をしていた。僕は1人も新しい友達を作らなかったが、中には仲良くなって夏に海に行ったりしている人もいた。

結局のところ何が正解で何が不正解なのか僕には分からない。

最終的に合格すればよく、落ちても自分が納得できる1年になればいい。そうとしかいいようがない。

 

 

浪人の1年は夏をすぎると急速に足を早めた。秋からは模試に続く模試。あっという間に時間が過ぎた。毎週のようにいろいろな場所に試験を受けに行き、いつのまにか日が落ちるのが早くなり、肌寒い季節が訪れた。

 

 

 

 

浪人生に季節もクソもない。毎日同じような服を着て毎日同じ時間に起き同じ時間に帰る。目新しいイベントも何も無い。きちきちっと自分で決めたルールに従って送る毎日。この生活を約11ヶ月続けるのだ。

 

 

それでもこの時期になると勉強が習慣になり、一日8から10時間机に向かうことは苦痛ではなくなる。むしろよほどの天才でない限りそうなっていないとまずい。まあ浪人した時点で天才ではないのだけど。

 

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