友達はどう考えても選んだ方がいい

 

 

僕が初めてハリーポッターを観たのは、小学校一年生のときだった。

孤児のハリーが実は魔法界では有名な人物で、突然魔法学校への入学が決まり、ホグワーツで不思議な生活を送ることになる、そんなファンタジーの世界に一気に引き込まれた。

 

ロンやハーマイオニーなど愉快な仲間にも恵まれたハリー。そんな彼に敵対心を抱く、いかにもずる賢そうな男がいた。

 

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 マルフォイだフォイ

 

不敵な笑みを浮かべるこの男の名前はマルフォイ。ハリーやロン、ハーマイオニーが所属するグリフィンドールとライバル関係にあるスリザリンに所属するフォイフォイうるさい男だ。

 

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おいポッター

黙れフォイ

 

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おいポッター

お前なんかフォフォイのフォイだ

 

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おいポッター

あっち向いてフォイ

 

 

 

何かとハリーに食ってかかるマルフォイは、ハリーと出会ってまもない頃、こんなことを言った。

 

 

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「付き合う友達は選んだ方がいいよ。」 

 

当時の僕はなんてマルフォイは嫌な奴なんだと、心底嫌な気持ちになった。

ロンとハーマイオニーという生まれて初めての友達ができたハリーになんてことを言うんだと。この憎たらしい笑みを浮かべるひねくれたガキめ、何をぬかしとるんじゃワレと、小学校一年生ながらに怒りを感じたものだった。

 

 

 

 

「付き合う友達は選んだ方がいいよ。」

 

 

 

 

しかしあれから十数年が経ち、改めてこのセリフを思い出してみると、あながちマルフォイは間違ったことは言っていなかったのではないかと言う気がしてくる。

 

まだおねしょをしていた小学校一年生の僕にとって、クラスの友達はかけがえのない大切なものだった。みんなで同じように教室で勉強し、外で遊び、一緒に帰る。そこまで学力に差もなく、スクールカーストもまだ顕著に現れてはいない小学校低学年において、友達を自分の好き嫌いで選ぶなんてことは許しがたい悪だったわけだ。そんなこと言っちゃいけないよと、あの時の僕だったら小さな拳でぽかすかマルフォイを殴りつけていただろう。

 

ただ僕も大人になった。

 

時の流れというものは少年をただの寝ションベン小僧を、筋トレが趣味でブログなんか書いちゃうむさ苦しい意識高い系大学生へと成長させた。 

 

 

 

そしてその十数年の間には色々なことがあった。

 

トイレに吸い殻が転がり、根性焼きがイカしたファッションで、お腹に赤ちゃんがいる女子や暴力事件で少年院にぶち込まれて帰ってこなくなった男子がいる中学校で野球部の部長を務めたこともあった。

 

地元ではそこそこ優秀な高校にたまたま受かり、オタクを毛嫌いしていた中学生活とは打って変わり、アニメをみては「にゃんぱす〜」だの「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」と夜な夜な萌え萌えキュンキュンする高校生活を送ったこともあった。

 

そして大学に入り、紆余曲折を経て理系のくせにこうしてブログを書くようになり、幸せなことに多くの方に読んでいただいている。

 

僕の性格も学歴コンプを抱え、楽しそう人たちを見てはひがむような暗いものから、楽しいことがあれば飛び込みたい、好きなものは好きと言いたいという前向きなものに変わっていった。

 

 その中でたくさんの人と関わってきた。

 

 

 

そして改めて今までの人生を振り返ってみると

 

「付き合う友達は選んだ方がいいよ。」

 

というセリフはその通りだと思うのだ。

 

 

中学時代、不良からいじめられるでもなく仲間になるでもなく適当な距離を保って接していた僕の判断は極めて正しかった。もしあの時、「中島も来いよ!勉強なんかしてないで楽しいことしようぜ!」と、腕の太い色黒なピアスを開けたクラスメイトの不良の誘いに乗っていたら、僕は道を踏み外していたかもしれない。

 

野球部の部長ということもありそれなりに不良たちから絡まれることはあったが、決して彼らとつるむことはなかった。今馬鹿をするより真面目に部活と勉強に打ち込んでいた方が、後々いい結果に繋がるはずだ。

 

「さすが優等生は違いますねえ」

 

とトイレで用を足す僕を、タバコをふかしながら煽る彼らを適当にかわしながら、僕はそんなことを考えていた。結果としてそれは正しかった。その後彼らと関わった機会は唯一成人式で顔を合わした程度で、今はまったくもってない。そして関わりがないからと言って困ったことも一度もない。

 

そして大学に入っても、面倒な知り合いというものは多い。

 

みんなそれなりに勉強ができる大学に行くと、人それぞれ自分なりの考えをもっている人がいて、それに合わないと途端に攻撃をしてくる人たちが一部いる。

 

僕は大学でサークルに入っているのだが、仲は良いけど根本的な部分で考えが違う人たちがいるなあといつも感じている。例えば僕はコロコロ考えが変わる人間なので、半年前とその後では言ってることもやってることも全然違かったりするのだが、そういった変化にいちいち口を出してくる人がいたりする。

 

「なんか言ってたことと違いますけど?www」

「あれあれ最近どうしちゃったのwww」

 

とか。そう言った煽りを何度も受けてきて、正直慣れっこではあるのだが、心底うんざりしている。

 

うるせえ。

 

と。

 

 

 

まず僕が思うに時間が経っても考え方が変わっていないのは良くない。

 

大学に行ってるからと行ってたかが二十数年生きただけの若造に過ぎない。

 

自分が絶対に正しいと思っていることが本当に正しいかなんて分からないし、だったら色々アンテナを張り巡らして面白そうなものを見つけたらパッと飛びついた方が、より刺激的で楽しそうじゃないか。

 

僕はここから動きませんとジッとしていたら見える世界は変わらない。

 

もちろん自分の軸をビシッと持つのも大切だけど、変化を楽しんでなんぼじゃないのかな。それに自分が変わらないのは良いけど、だからと言って変わっていく人にどうこう言うのは絶対におかしい。

 

そして意味なく人の時間を無駄にしてくる人も多い。

 

意味のない飲み会の誘いや、用のないLINEなど。それが楽しめる人なら良いが、僕は幸せにもブログを始めやりたいことがたくさんあるのでそれに反応するのが難しい。

 

忙しいを言い訳にしているだけかもしれないが、そこで「はいはい。お疲れ様ですwww無意味に頑張ってるのねwww」なんて返されると腹が立ってしまう。

 

いやいや僕は僕で楽しんでるからそんな言い方は無いだろと。

 

このような自分の価値観と根本的にずれている人たちと友達になる必要はまったく無い。そして友達にならなくても損することは絶対にない。

 

なんせこの世には70億を超える人間が生きているんだ。無理して意見の合わない人と仲良くせずとも、自分と気が合う人はこの地球上に必ずいる。彼らと切磋琢磨する方が5億倍生産的だ。

 

無理して周りの人と馴れ合い自分を殺す必要はない。

 

自分のやりたいことを話すことができ、お互い高め合え尊敬できる、そんな関係が持てる相手と一緒にいた方がいいに決まっているんだ。

 

友達はどう考えても選んだ方がいい。

 

 

 

 

「付き合う友達は選んだ方がいいよ。」

 

 

マルフォイのセリフにハリーはこう答えた。

 

ハリーはこう答えた。

 

「友達は自分で選べる。」と。

 

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誰から構わず仲良くして自分を消耗する必要はない。

 

「友達は自分で選べる。」

 

自分が変われば、付き合うべき相手も自ずと変わってくる。

それはおかしなことではない。自分が成長してる証の一つだ。

 

僕は高校時代に初めて胸の内を明かせる生涯の友人とたちと出会えた。彼らとは今でもご飯に行く仲だ。彼らとの時間は僕にとって無駄なものではなく、とても楽しい有意義な時間だ。そして大学に入ってからは尊敬する大人、心から素敵と思える大切な人たちとも出会えた。彼らと過ごす時間もかけがえのないものだ。

 

これからも彼らとの時間は絶対に大切にしたいし、そう思ってもらえるよう、僕も成長していきたい。

 

時と場合に応じた取捨選択をし、より良い人間関係を築いていけるよう、僕も心がけていこう。

 

 

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