新しいことに挑戦するときに意識していること

 

インスタの方でこんな質問をいただきました。

 

 

新しいことに挑戦するとき「失敗してもいいや」というスタンスでいるのか「必ず成功させる」と決意した方がいいのかという質問です。非常に興味のある質問でしたので今回はこちらについて自分の考えを述べていこうと思います。

 

僕は"「失敗してもいいや」という気持ちで挑戦して、始めたら「必ず成功させる」と決意して最後までやり通す"のがいいのではないかと考えています。そして何よりこの考えの順番が大事だと捉えています。

「必ず成功させる」という強い意志はもちろん大切ですが、それが強すぎるといつまで経っても挑戦に踏み出すことができません。例えば「海外旅行に一人で行く」という目標を建てたとします。「行くからには絶対に成功させなくてはいけない。海外を一人で旅していっぱい経験を積むんだ」と意気込み、準備を始めます。向こうで困らないようにいろんな本を買う、現地の情報が載ったサイトを端から端まで見る、費用を抑えるために航空券代を比較しまくる、英語を話せないと苦労するだろうから英語の勉強を始める。そして準備をしているうちにこんな状態で海外に行って大丈夫なのかと不安になってくるわけです。「まだ下調べが足りないな」「この時期は航空券が高いからやめておこう」「英語をもうちょっと勉強してからにしようかな」結局海外を一人旅する挑戦を先延ばしにして終わってしまいます。「必ず成功させる」「失敗できない」という思いが強すぎると、完璧を目指しすぎるあまり、肝心の一番大切な「行動」まで進めずに終わってしまうのです。

 

 

このような状態を回避するためには失敗してもいいからとりあえずやってみることが大事です。海外に一人で行くと決めたらとりあえず飛行機を取ってしまう。僕が初めて海外に一人旅に行ったのは大学三年生の春のことでした。なんとなく予約サイトを見ていたらマレーシア行きの便が安かったので、マレーシアのことなんか何も知らないけど、とりあえず予約しました。いざ予約をすると、もうお金も払ってしまったので調べざるを得ない状況になるわけです。必死に現地のことを調べたり宿を取ったりしました。おかげでとてもいい経験を積むことができました。(そのマレーシア旅の様子はこちらから)

待っても100%勝てる状態になることは100%ありません。

とりあえず失敗してもいいからやってみよう!という気持ちで挑戦してみるのが一番です。というわけで何か新しいことに挑戦する際は「絶対成功させてやろう」と考えすぎず「失敗してもいいや」くらいの気持ちで飛び込んでみましょう。

ただ一方で、始めたからには「絶対成功させてやろう」という気持ちでゴールまで突っ走る必要があります。せっかく始めたのに「失敗してもいいや」という気持ちのままでいると、当然ですがうまくいきません。失敗前提で何かに挑戦して、当たり前のように失敗しても学びはないでしょう。そもそも新しいことを始めていきなりうまくいくことなんてほとんどないですよね。ただでさえ成功確率が低い状況で「失敗してもいいや」なんて気持ちで適当に取り組めば、間違いなく失敗するわけです。それだと意味がない。失敗する確率が高い状況でも「せっかく始めたんなら成功させてやろうじゃねえか!」とやる気を出してやっとのことでうまくいくわけです。一生懸命やらないともったいない。

僕もそういった経験をしてきました。例えば企業を招待してのイベントを東京で初めて開催する際、まだ一社も参加が決まってる企業がないにも関わらず「◯月◯日にいろんな生き方をテーマにしたイベントやるよ!企業の方に来てもらって働くをテーマに話してもらうよ!就活にも役立つから来てね!」と1.7万人が見ているTwitterに投稿しました。まだ参加する企業が一社も決まってないにも関わらずです。しかし1.7万人に向け宣言したわけですから、やらないわけにはいきません。そこから必死に企業の方に営業をしました。ざっと150社は連絡をしました。そのなかでなんとか5社が来てくれることとなり、イベントを成功させることができました。その1ヶ月半後には同様のイベントを大阪で開催しました。まだ一社も参加が決まっていない状況でTwitterでイベントをやると宣言し、自分を追い込んでひたすら営業をしました。東京はまだしも、大阪は土地勘もなければどんなベンチャー企業があるのかも未知数です。そのなかで知り合いの力を借りたり、Google検索をフル活用して、どうにか3社に来ていただくことができました。

他にも福岡から北海道まで回る全国ツアーを開催した際、会場はおろか、宿も新幹線も予約していないのに「◯日に福岡行きます!広島、京都、金沢、長野、名古屋、東京と回って、仙台、岩手、札幌行きます!」と告知をしました。告知をしたからにはもう後に引けません。そこから死ぬ気で会場を抑え、移動手段、宿を確保しました。

これも準備が整うまで待っていたら、永遠に開催することはできなかったと思います。先ほども言ったとおり、100%環境が整うことはありません。参加企業を確保したら開催を告知しようなんてチンタラやってたらいつまで経っても始められません。とにかく「えいや!」で始める。やると決めたら最後まで成功させるために頑張り続ける。これに尽きます。

 

 

ただある程度挑戦を続けたら、今度は始める際にもしっかり計画することが大切です。イベントを開催し始めた当初は思いつきでパッと「来月こんなのやります!」と言っても多くの方が来てくれましたが、やがてマンネリ化してきます。同じようなことを続けていても成長はありません。勢いでなんとかなる時期が終わってからは、できるだけ長い準備期間を設けて成功の確率を上げるよう心がけてきました。ただここでも成功確率が100%になることはありません。半分くらいの確率で大丈夫だと判断したらすぐGOサインを出します。ちゃんと頭を使って実行した上で失敗しても、それは次に活きる学びになります。むしろ逆に挑戦しないことがリスクです。失敗なくして大きな成功はつかめません。ぜひ積極的にチャレンジしてみてください。

以上、僕が新しいことに挑戦する際に考えていることについてお話しました。「失敗してもいいや」くらいの気持ちで「えいや!」でとりあえず一歩を踏み出してみる。そして踏み出したからには成功させるために本気で頑張る。これがいいのではないかと思います。順番が逆で「絶対成功させてやる。失敗はできない。完璧に準備をしよう」と意気込んでしまうといつまで経っても行動に移せません。かと言って「失敗してもいいや」と投げやりな気持ちで取り組むと何の学びも得られないまま失敗します。ぜひ思い切って飛び込んで、一生懸命取り組んでみてください。僕も皆さんに負けないくらいチャレンジしようと思います。

それでは皆さん、素敵な1日を。

 

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