BearTailとは
先日「いろんな生き方を知ろう」をテーマにした就活イベントを開催し、多くの企業の方と学生のみなさんに参加していただきました。
そのうちの一つ、株式会社BearTailさんは『時間革命を起こす』をテーマに、経費の自動精算アプリ『Dr.経費計算』や家計簿アプリ『Dr.Wallet』など無駄な時間を省くためのサービスを開発しています。
株式会社TOKIUM(トキウム)
株式会社TOKIUM(トキウム)は「未来へつながる時を生む」という志のもと、支出管理プラットフォーム「TOKIUM」を提…
今回イベントに登壇してくれたBearTailに新卒第一号社員として入社し、現在セールスから採用まで幅広い仕事を担当されている上原さんは、高校まで群馬で過ごし、サッカー漬けの毎日を送っていました。
卒業後は体育系の大学に進み、Jリーガーとして活躍することを夢見ていた上原さん。しかしその夢は怪我によって絶たれてしまいます。そんな彼は一体どんな経緯でBearTailに飛び込んだのでしょうか。上原さんの挑戦に迫ります。
1. Jリーガーへの夢破れ、勉強に力を注いだ地元~浪人時代。
私は生まれてから高校卒業まで18年間ずっと群馬で育ちました。
とにかくスポーツが大好きで4歳から高校までサッカー一筋。高校ではキャプテンとしてチームを率い、県3位にまで上り詰めました。引退後は体育系の大学に行き、その後はJリーガーとして活躍したいと考えてました。
す、すごい。完全にサッカーに青春を捧げてたんですね。
ですがその矢先、怪我をしたことでその夢を絶たれてしまいました。自分の目指していたものになれなくなる、その事実を受け入れられず荒れたときもありました。
ただそこから「今からでもやっただけ報われる」と考え、今まで費やしてきたエネルギーを勉強に注ぎました。現役での合格はできませんでしたが、浪人時代に東京へ引越し、知り合いが全くいない中でとにかく勉強と読書に集中する日々を送り、国際基督教大学へ入学しました。
かなりしんどい浪人時代でしたね。僕も浪人中は誰とも話さず1人黙々と勉強していました。自分は御茶ノ水にある予備校に通ってたので、BearTailさんのオフィスに向かう途中、あの暗い記憶が蘇ってきました笑(BearTailさんのオフィスは御茶ノ水にあります。)
2. 自分にないものを目指し学び、考え方が大きく変わった海外留学
大学はなぜICU(国際基督教大学)を選んだんですか?
浪人中の勉強や読書を通して「知らないことを知るために何かしらの挑戦をする」ことが好きになっていて、大学も「英語はできないけど授業にチャレンジしたい」「今までの自分にまったくない海外への挑戦をしたい」という理由で選びました。
今考えると真面目な学生でした。経済学と国際関係学という2つの専攻を持ち、ひたすら勉強してました。お酒も飲まない、本も読まない、合コンもしない・・・つまらないと言われても仕方ありませんね笑。
ただ挑戦は続けていて、英語ができない状態で「英語ディベート」サークルにはいったり、外国籍の教授と一対一で拙い英語で指導をうけたり・・・最後には英語は十分にできるようになり自分ができることが増えていく喜びを感じました。
それめっちゃ大事だと思います。僕も英語全然喋れないのにスピーチ大会に1人で出たり、海外に1人でふらっと旅行に行ったりしてました。そこで恥かいてめっちゃ悔しい思いをして『チキショー!英語くらい喋ってやるよ!帰国子女なんかに負けてられっか!』とやる気が出た結果、今では日常会話で困らないレベルにまで上達しました。
それはすごいですね。私が特に印象的だったのは海外留学です。大学在学中にカナダ・イギリス・韓国にそれぞれ2ヶ月ずつ留学したのですが、そこで様々な価値観に触れ合うことで思考が広がりました。
今まで当たり前だった常識を疑う、自身の良さ悪さを自分で理解するということはもちろん、いままで「こうあるべき」と思っていたことも意外とそうじゃなくても良いかもと思うようになり、思考がかなり柔軟になったと思います。
3. 就活は順調でも決めきれない中でBearTailと出会う
留学から帰国後3年の冬から就職活動をはじめました。正直あまりどこにすると決めずに就活をしていましたが、大事にしていたことは2つあります。
1つは「既定路線に乗らない」こと。キャリアパスが明確なのはよいことですが、既定路線=楽で乗っかるだけのイメージが強く、自分の未来が就活時点で決まってしまうような選択はしないと決めていました。
もう1つは「興味があることに失敗を恐れない」こと。若い期間はあっという間なので、興味がある/必要だと思うことは今のうちからどんどんやってかないといけないと思うし、若さから失敗してもまだ大丈夫だろうと思い、挑戦ができそうな環境を探しました。
その中で、ITコンサルに内定をもらい、同時に進めていた国家公務員一種の試験にも合格。ただそれぞれに良し悪しがあり、なかなか決めきれないでいた中で内定先の社員の方に相談したところ、「ベンチャーとかも見てから決めれば?」と言われて紹介されたのがBearTailでした。
ITコンサルに国家公務員にベンチャーのBearTail...全然カラーが違う選択肢ですね。
4. 「周りの人がしないような挑戦」ができる「早送りな」環境
初めて黒崎さん(BearTail代表取締役黒崎賢一さん)にあったときは「全然社長っぽくない」と感じたことを覚えています。学生起業だからこそかもしれませんが、非常に近い距離でコミュニケーションが取れたことが楽でした。
【BearTail代表黒崎氏のインタビュー記事はこちら】
各界で活躍する筑波大OB&OGの活躍を集めた インタビューコラムサイト「つくばウェイ」
「人生が変わるサービスそのものの作り手になって、インパクトを与えたい」と思い、筑波大学在学中に創業 最初にIT […]…
その後インターンとして週一で出社するようになり、Dr.経費精算に関わる記事の作成やリバイスなどを担当していました。そのころは9人ほどの組織だったのですが、それぞれがこの事業を大きくするという思いで活発な議論をし合っており、驚くほどのスピード感で物事が決まっていく。自分もその議論の輪に入って業務を進めていくことに魅力を感じ始めた頃に、黒崎さんから「うちには君が必要だから来てほしい」という話をもらいました。
まだ9人だったんですね...! そのスピード感は創業間もないベンチャーでしか味わえない...
「来てほしい」と言われたことは素直に嬉しかったですし、「大学同期が取らない選択肢に挑戦してみたら面白い」「早送りな環境で生きることも挑戦だけど失敗したら失敗したで良い」と腹をくくり、4年生の1月に入社を決めました。そもそもBearTailを紹介してくれた会社の方に内定のお断りをするのは非常に申し訳なかったです。
4年生の1月ってもう卒業間近ですね。”周りが取らない選択肢”をあえて取ることってめっちゃ勇気いりますよね。僕自身、休学を決めたときはかなり不安でしたが、精一杯やってやると逆にやる気が湧いてきました。すごく似てる体験だと思います。
5. 「サービスも自分も」磨き上げてお客様に価値を提供する
入社後、現在はDr.経費精算のセールスとして、社員数1桁台の会社から1000名以上まで幅広くお客様を担当しています。
「Dr.経費精算」を選んでいただくためには業界知識(会計/IT/法律/業務フロー)が必要なのはもちろんですがいちばん大事なのは顧客の成功をイメージして「自分が自信を持って」製品を提供すること。カスタマーサービス・開発メンバーと一緒により良いupdateが出来、顧客に喜んでもらうことは大きなやりがいです。
最近では採用に関する業務に携わったりと入社3年目でもまだまだ駆け抜けて息継ぎが大変な状況ですが、4半期ごとに振り返ったり、社外の友人と会話したりする中で自分の成長を強く感じています。
今後は今担当していることにもっと主体性を持って責任を持つ範囲を広げていきたいですし、もう少し落ち着けるようになったら大学院でもう少し学びたいことがあるので両立していければと思います。
(社会人になっても学びの姿勢を崩さない上原さん、カッコよすぎる...)
6. BearTailで一緒の働きたい人とは
現在採用担当もされている上原さんですが、ズバリどんな人を求めていますか!
「会社に期待しない」「未確定未来を楽しめる」人を求めています。
当社は入社後のイメージギャップ有無があまりない会社だと思います。
いい意味で「会社に期待しない」からです。
人数も30人になり今後増えていく中、まだまだ変わっていかなければならないことは多々あります。
未整備な部分を
「誰かがやってくれる」ではなく「自分が作っていく」気概があるメンバーが多いからこそ、仲間が増え続けても掛け算になる組織になっているのだと思います。
これからも様々なことへ挑戦していくことを決めている会社ですが、未確定未来が多いので・・・そうなるものだと思わずに、それを作ってくのは自分であるという思いを持つ人と一緒に働けるといいなと思います。
僕も『未確定未来』の方がワクワクします。最後に、学生さんに何か一言あればお願いします!
私は「就活=22歳までに人生決められなかった人の敗者復活戦」だと思っています。きちんと今の自分と今後の自分を考えて、取れる手段は取りながら真摯に向き合う事が大事だと思います。僕もやりたいことを突き詰めていった結果、今の会社にいます。後悔がない選択ができる機会になることを切に願っています。
BearTailさんでは現在新卒社員やインターン生を地域問わず募集しています!
気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください!!!
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以上の記事はWantedly掲載の"ITコンサル・国家公務員の道を蹴って当時10人規模のベンチャー企業を選んだ社会人3年生の「これまで」と「これから」"を参考にBearTail様に許可をいただいた上で執筆しました!