アメリカ旅行第5章 Paul Smithのピンクの壁




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The GroveからLyftに5分ほど乗ると、一面ピンクの巨大な壁が現れる。

壁には"Paul Smith"の文字が。

このピンク色の壁をご存知の方も多いだろう。僕も数えきれないくらいインスタで友達が記念撮影したのを見たことがある。

一体なぜこんな巨大なピンク色の壁が生まれたのか気になって調べてみた。日本語で検索しても「ロサンゼルスといえばこれ!話題のインスタ映えスポット!」のようなものしか出てこなかったので、英語で検索してみた。どうやらポール・スミスがエッフェル塔のような世界中で有名な象徴的な店舗を作ってみたくて、ロサンゼルスの真っ青な空に映えるピンク色の壁を作ったそうだ。

この日は雲ひとつない快晴。青い空にピンク色のコントラストが美しい。

ポールの願いは叶い、今やこの壁はロスを訪れる観光客の多くが目指す一大観光地になった。

ただ一方で、あまりに人気になりすぎた弊害というのも見受けられた。僕がついた時点で壁の周りには少なくとも30人を超える観光客が列を成していた。アジアからの観光客が多かった。卒業旅行と思われる大学生もたくさんいた。写真が撮りたくて僕も並んだのだが、インスタに命をかけてると思しき観光客が一向にどかない。いろんな角度で写真を撮って、確認してはまた撮影するを繰り返している。

その間に写真撮影ではなく純粋に買い物をしにきたお客さんの車が通るのだが、明らかに邪魔になっていた。多くの観光客がお店に入らず、写真だけ撮って立ち去っていく。僕も写真だけ撮ってすぐに他の所へ向かった。足を運ぶ人が増えても、お店自体の売り上げは増えているのだろうか。

さらに調べたところによると、この美しい巨大なピンクの壁を保つのに、年間6万ドルの費用がかかるらしい。一大フォトスポットを維持し続けるだけでもかなりのお金がかかってしまうのだ。

 

それにしてもこの壁をデザインしたポール・スミスは本当にすごい。エッフェル塔レベルに世界的に有名な場所を、たったのピンクの壁一枚で作ってしまったのだから。

そんなポール・スミスは今年で74歳になる。僕のおばあちゃんと同じくらいの歳だ。そんなおじいちゃん世代の人が世界中の若者を魅了するカルチャーを生み出してしまうのだからスゴい。

 

さっと写真を撮り終えた僕は、壁の目の前にあるカフェに入った。この日は夏日くらいの気温で、薄着の人が目立った。

ちょうど壁が見える席に座る。ひっきりなしに観光客が訪れては写真を撮り、立ち去ってはまた別の観光客が現れる。ピンクの壁に、次から次へと観光客が吸い込まれていく。

仮にこのピンクの壁を僕の地元に建てたら、インスタ映えスポットになるんだろうか、と考えた。おそらく無理だ。ロサンゼルスという立地、ポール・スミスというブランド、気持ちの良いよく晴れる日が多い気候、全てが合わさってこそ、このピンクの壁は世界的に人気なのだ。

例えば、ピンクの壁が町田とか、浦和とか、川崎のしまむらとか西松屋とかにあったとしても、残念ながら映えない。ブランドってのはそういうもんなんだ。

雲ひとつない空をバックに堂々とそびえ立つピンクの壁を見て、デザイン、そしてブランドの持つ力に思いを馳せた。

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