「ポカホンタス女」という呼び方がTwitterで流行っている。
いい言葉ではないので使いたくないのだが、要するに「海外に住んでた、もしくは滞在していた経験があり、海外と比べて日本はショボいと小馬鹿にし、外国人の彼氏自慢をする」ような女性のことを指している。
Duh?
ポカは国によってcultureが違うことぐらい知ってるし。ただ日本人男子に直して欲しいとこがa little bit あるだけなの。全て事実でポカがarrogantになってるわけじゃありませんキリッ) pic.twitter.com/ym5L7bvWVF— ポカホンタス女bot (@PokaPokabot) October 3, 2019
今回僕はポカホンタス的な女性が日本人をバカにするのを批判したいわけではなく、彼女たちはなぜ外国人男性に惹かれるのか。そして恋愛の原点に立ち返り、我々はどう振る舞うべきなのかを自分なりに書いてみた。
1. 彼女たちは外国人男性のどこに惹かれるのか
ポカホンタス女と呼ばれる「外国が好きで日本をバカにしがち」な人をこの記事では「彼女たち」または「ポカホンタス的女性」と呼ぶことにしよう。
実際に知り合いに彼女たちのように海外にいた期間が長く、日本に帰ってきてから何かと不満をこぼす友人はかなりの数いる。
みんな口を揃えていうのは
「日本人男性は気が利かない」
「主体性がなくてイライラする」
「〇〇人は最高!日本人は精神年齢が低い!」
といった内容だ。これに対してTwitterでは「日本で相手にされないだけだろ」などと心無いクソリプが送られたりするのだが、いったん待ってほしい。
今まで数々の恋愛相談にリアルでもネットでも乗ってきた僕からすると、日本人男性が外国人男性と比べて「気が利かない」というのは傾向としてあると思う。
例をあげると、今まで相談に乗ってきた男性たちは、ドアを開けてあげたり、ソファ側に座らせたり、今日も素敵だねといった一言をかけたりなどの所作をすることを勧めると、決まって「そんな恥ずかしいことできない」と話していた。
気持ちは十分に分かる。
今までそんなことしたことないのにいきなりやれと言われても無理だろう。
照れ臭くってできやしない。
しかし一方でこういった所作は外国人、というよりモテている世の男は当然のようにしている行為だ。
「んなしょーもないことで判断されるなんてくだらねえ」と思うのも分かる。そんな上っ面の親切さなんてなんの参考になるんだと。
ここで一回思い出してほしい。先ほどのポカホンタスな女性たちの発言を。
「日本人男性は気が利かない」
「主体性がなくてイライラする」
「〇〇人は最高!日本人は精神年齢が幼い!」
彼女たちは決して外国人の容姿が好きなわけではない。
容姿ではなく外国人は日本人男性と比べて気が利いて主体性があって、ジェントルマンな対応ができるところに惹かれているのだ。
これは至極真っ当な意見で、「気が利いて主体性があるジェントルマンな男」と「気が利かなくて任せっきりで無礼な男」の2つの選択肢があったら、絶対に前者の方が好ましいに決まっている。
これは決して僕の創作というわけではなく、周りの友人でポカホンタス的発言をする人たちの多くは、決して容姿の優劣で日本人男性を敬遠しているのではなく、内面的な面で比較していた。
(中にはヨーロッパ系の外見が好きでアジア系には興味がない人もいるが、そういった人に関しては今回は触れない)
ここまでをまとめると以下の図のようになる。
2. 思いを行動にすれば希少価値のある男になれる
上図のように、彼女たちは決して外国人男性の容姿が好きなわけではなく、「気が利く紳士的な男性」が好きなことが分かった。
そして彼女たちからすると、そのような「気が利く紳士的な男性」は日本に少ないということなのだ。それはなぜか。
僕が思うに、日本人男性は決して気が利かないわけではない。
ただそれを行動にできないだけだ。
誰しも気になっている相手が現れれば「素敵だな」と思うし、エアコンが効きすぎていれば寒くないか心配に思うし、荷物が重たそうだったら持ってあげようかなと思う。
しかし相手が超能力者でもないかぎり、思っているだけでは伝わらない。
言葉に、そして行動に表すことで初めて気遣いは伝わるのだ。
あくまで一般論だが、海外の人は日本人と比べてそのような思いはすぐにパッと行動に移す人が多い。
日本ではあまり触れることのなかったそういう気遣いに感動した女性たちは、帰国後、何も行動に示さない日本人男性を見てもの足りなくなるのではないか。
物足りなく感じる彼女たちを見て「じゃあ外国人と付き合えよ知らねえ」と一蹴するのも自由だが、「思いは行動に移さないと伝わらない」というのは事実だ。
そして「思いを行動に移せる男」が少ないのであれば、それはチャンスだ。
ここで自分が相手を褒めたり、気遣ったりすることができるだけで、日本の恋愛市場において君は希少性のある存在になれる。
気の利いた一言をかけたり、ドアを開けたりカバンを持つことが恥ずかしいのは、身近にしている人が少ないからだ。
そしてなんどもいうように、二択で考えると
「何も言わず無愛想な男」と「気の利いた一言をかけられる男」だとどう考えても後者の方がいい。
3. 〇〇を高めてくれる人と一緒にいたい
結局僕が何を言いたいのかというと、「気が利いた一言を恥ずかしがらず言え、気遣いを行動に移せる男になろう」ということだ。
そしてさらに簡潔にいうと
「相手の自己肯定感を高めらる人間になろうぜ」
に集約される。
ここで恋愛の原点に立ち返ってみよう。
僕は人と付き合う場合、お互いに自己肯定感を高めあえる存在が理想だと思っている。
自分のことを「褒めてくれる人」と「けなしてくる人」どっちといっしょにいたいか。
自分のことを褒めてくれる、自己肯定感を高めてくれる人といっしょにいたいに決まっている。
2人がいっしょにいる以上、2人の間で何かプラスのエネルギーを生み出す関係がないと、いっしょにいても意味がない。
ポカホンタス的女性だけでなく、全ての人間がそうだと思う。
ただポカホンタス的女性は海外で当たり前のように褒め、そして気遣える男性と接してきたため、それと比べて日本人の男性が頼りなく見えるのではないだろうか。
そう。結論、僕らはモテるためには「相手の自己肯定感を高められる人間」になる必要がある。
そのためには心の中に抱いている「素敵だな」という気持ちと「大丈夫かな」という気遣いを、言葉に出して、行動に示して、相手に伝える必要があるのだ。
当然ながらなんでもかんでも日本人は外国人と比べてダメと高圧的にいってくる外国かぶれな人は関わりたくない人種ではあるが、恋愛においては僕らよりもダイレクトに思いを伝える外国人男性を参考にするのも大いにアリだと思う。
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